OpenMediaVaultでNAS構築
自宅でのNAS構築にOpenMediaVaultを初めて導入しました。
他にもNASディストリビューションはあるんですが、
OpenMediaVaultを選びました。先進的なファイルシステムを使えないのは残念ですが、必要十分な機能を持っていそうです。
他にもNASディストリビューションはあるんですが、
- FreeNASは高機能だけど、メモリの必要量が多すぎる(>8GB)
- NAS4Freeは少なめのメモリで動きそうだけど、ESXiのRDM 生HDDをうまく認識しない(0MBと表示される)
- Openfilerは十分枯れているが、開発が止まっており、バグ修正される見込みが無さそう(iSCSIにバグがある?)
OpenMediaVaultを選びました。先進的なファイルシステムを使えないのは残念ですが、必要十分な機能を持っていそうです。
個人的に感じたOpenMediaVaultのメリット、デメリットは下記の通りです。
- メリット
- わりと安定していそう。
- 現在も開発が続いている。
- 少ないメモリで動く(>1GB)
- 中身がDebianなので、後々つぶしが効きそう。
- デフォルトでグラフ生成がきちんとされている。
- アップデートがWebGUIから簡単にできる。
- VMware ESXi上で動く
- ESXi の RDM で生HDDを割り当ててもきちんと認識するので、ESXiやOpenMediaVaultが壊れても、HDD自体が生きていればサルベージがラクにできそう。
- 物理マシンならHDDのSMART情報チェックができそう。
- デメリット
- WebGUIが日本語非対応
- 他のNASディストリビューションに比べて、日本語での情報が少ない
- LiveCDでの運用ができないので、インストール用の領域が必要。
- ZFSが使えない
- iSCSIがデフォルトでは有効ではない(プラグインを入れると使えそう)
- シェルからの設定変更がうまくできない。
- 名前が長ったらしい(皆さんOMVと略していますが。)
シェルからIPアドレスを変更しようとしましたがうまくいきませんでしたので、WebGUI以外から各種設定変更するのはやめておいたほうがよさそうです。
というわけで、自宅でのNAS構築にOpenMediaVaultはなかなか良さそうです。
OpenMediaVaultをESXi RDMで使う時の注意点はこちら→http://blog.as-ta.net/2013/08/esxi-freeze.html
OpenMediaVaultをESXi RDMで使う時の注意点はこちら→http://blog.as-ta.net/2013/08/esxi-freeze.html